昨日、一昨日で両親の家の家財道具を業者さんに引き取ってもらい、
今日は疲れが出たのか、外に出る気もせず。
そんなぼーっとした頭でNHKのあさイチを見ると、「わたしの台所物語」という企画が。
以前からよく読んでいる朝日新聞デジタルの「東京の台所」という連載の読み物に似ているなあ思いながら見ていたら、その連載を書いている大平一枝さんも途中から出演されていました。
登場した台所の映像で、30年使い続けた木べらや、実家で両親が使っていたよく研がれた包丁を見たとき、昨日処分したばかりの台所が思い浮んできました。
物持ちの良かった両親は、数度の引っ越しを経験しながらも、よくぞこんなものまで…という品々を大事に持ち続けていました。
きっと後悔はしないだろう。なくなったからこそ、思いだすのでしょう。
存在していた時にはもう、うんざりだったのだから。